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自民党総裁選の空騒ぎが終わり、当初よりの出来レースで麻生太郎が圧勝。与謝野・石原・石破は名前売りの擬似応援団で、次のポスト確保。小泉路線の勘違い小池のみ外された。だがこの空騒ぎは落日の自民党の蘇生への、国民不在の茶番劇だった。、
アメリカの金融機関破綻の世界的波及が予測され、中国発の輸入米や粉ミルク汚染が食の危機を生んでいる。国内では社会保険庁ぐるみの年金不祥事が浮上し、ついには総裁選のどさくさに枡添厚生労働大臣の朝令暮改の発言まで出てきており、自民の再生可能性は政治路線ではゼロに近い。
そこで自民対民主が対立軸では勝ち目がないので、麻生人気による乗り切り策が浮上したとの風評がある。だが麻生セメントを背景に60億の豪邸に住む、世間知らずのボンボン体質は数々の失言で立証済みだ。70ジジイのマンガ好きは。マンガ程度の頭脳レベルを示しているだけだ。こんな人気取りに世をすねた秋葉系の若者が引っかかるとは、あまりに底が浅すぎる。
麻生太郎は総裁選勝利後に不遜にも自分を祖父の吉田茂に比して、総選挙で民主党に勝つことで天命をまっとうすると述べた。自民党総裁の二度の国民不在の政治空白を恥じず,、地方自民党員からも話されたコップの中の茶番劇から天命を学ぶとはチャンチャラおかしい。経験的に見ると、尊大な態度の麻生太郎の右口の歪みは心情不安と次の敗北を示している。
乱世での政治思想も政治家の道義も払底しており、生活苦の国民の多くは有り余る無駄飯食いの政治家や官僚層そのものに愛想が尽きている。だが次回選挙では過去の逡巡を捨て、気力を奮い立たせて選挙に出向き、自民公明党連合を追い落としガラガラポンを念じるのが最良だろう。
もちろん民主党政権に変わっても政治構造がカクメイされる訳ではないが、積年の日本官僚政治のウミは次々と浮上するはずだ。つまりは戦後政治と政治家の総決算が重要なのであり、半端なチェックや旧体制との迎合が目立てば、その次に民主党政権を見放せばよいのだ。
政治腐敗の根本問題は政策論議の差異ではなくて、政治でメシを食う政治家の奢った組織体質にある。既成政党では政治資金配分を拒否している共産党のみ異質だが、これは政治資金の幹部還流の隠蔽策である。追い風を受けて統制が緩んでも、共産党の幹部優先の組織体質は変わらない。
組織体質の病は政治組織の業病である。共産党を源流とする新左翼各派は、口角泡を飛ばして自派の政治路線の正当性を主張するがもはや足元は崩れている。職業革命家制度を克服し得た新左翼はないし、既成近代政党以下の組織体質の欺瞞は自前の生活者は誰もが知っている。
若者の半分が非正規雇用で給料低迷の生活苦は政治不信を生み、今後の情勢は更に格差社会の拡大を予測させる。アメリカの虚栄はサブプライム破綻からの金融危機で露呈され、社会主義のタガが外れた中国経済高成長の欺瞞は汚染餃子から米やミルクで確認できる。だがこの好機に対応できる左翼勢力はどこにもいない。
だが暴力革命であれ議会抗争であれ代弁者が必要だという考え方は、近代権力闘争の産物であり激化するほど加熱する。その意味では代弁者不在の進行に、悲憤慷慨する旧世代が多い。しかし逆に考えれば政治的代弁者不在は、経済社会-生活の自立を促す。アメリカ的利己主義や中国的官僚統制を突破する、新たな生活者自治イメージが日本で生まれないとは言えないのだ、
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