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】2014年テレビドラマ年間ベストテン

 投稿者:練馬  投稿日:2015年 6月10日(水)20時16分55秒
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  締め切りになったのでとにかく送ります。
オンエア当時は小粒だ小粒だ思っていましたが、こうやってあらためて見直すと、2014年はなかなかよい作品が多かったように思います。NHKの復調が大きいですね。


【連続ドラマ部門】
1:NHK『55歳からのハローライフ』
オムニバスですが、ある回の登場人物が別の回にも出ていたので連続ドラマとしてみました。言葉の表面上の論理や、その下の感情ではなく、もっと心の奥底の無意識にまで響いてくるようなインパクトがありました。とりわけ火野正平扮するホームレス登場の最終回が圧巻でした。

2:NHK『さよなら私』
階段落ちで魂が入れ替わるという話は、最近かなり目に付き、陳腐な印象がぬぐえなかったのですが、この作品は入れ替わるのが親友同士の女性で、片方がセックスレスで、しかしその夫はもう片方と不倫しているという設定が目新しかった。御伽噺のように扱われることが多い「入れ替わり」の物語に「性」を持ち込むことで「心と身体」を描いていました。さらに、入れ替わった片方が末期がんという設定にして、死ぬのは誰なのか→私とは誰か→人間とは何かという問いを浮かび上がらせました。手垢にまみれた設定から、古くからある、しかし容易には答えの出ない普遍的なテーマが浮上してくる展開がすばらしかった。

3:CX『続・最後から二番目の恋』
前半は騒々しいだけでしたが、中盤から「40代後半の人間が後続の世代に何ができるか・すべきか」というテーマが浮上してきて様相が変わりました。そして、脚本の岡田惠和さんが前年に書いた『泣くな、はらちゃん』における、他者と向き合ってみませんか、という呼びかけが、最終回ラストでは一歩踏み込み、他者と深くコミットすべきだ、という強いメッセージになっていました。ごく身近な人間の小さな騒動を扱った物語が、世界にたいする態度の表明となる。最後の最後でのこの大技にびっくり。

4:NHK『紙の月』
映画と違い、海外に逃亡してからの横領犯を描き、さらに高校時代の友人二人の女性を描いていたことで、物語にふくらみがあったと思います。

5:NHKBSプレミアム『昨夜のカレー 明日のパン』
木皿泉がはじめて死者を正面から扱った作品。といっても、残された者たちが少しずつ「喪の仕事」を終えて未来に向かおうとする姿を描いた、地味だけどいいドラマでした。

6:TBS『ペテロの葬列』
ごく普通の人間が他人に悪意を向け、共同体の規範を逸脱する底知れぬ恐ろしさ。また、離婚までの妻の心理的変化の描写は、ほかのドラマではなかなか見られないものだったと思います。

7:NHK『銀二貫』
長い時間のなかでの青年の成長をていねいに描いてました。

8:TBS『夜のせんせい』
近年のドラマではすっかり当然の前提となってしまっていた「夢は必ずかなう」というテーマを主人公に否定させたことにびっくり。おまけに、ほとんどの登場人物は挫折してしまうのです。それでも毎回のラストで、みなが以前よりもポジティブになり、見る側の後味もわるくないというところが魅力でした。

9:TX『なぞの転校生』
作品にみなぎる、プロデューサー・岩井俊二の作品のような空気感がすばらしかった。

10:NHK『ぼんくら』
「人間とは得体の知れぬものであり、そのわけのわからなさを抱え込んで生きていくしかない」という苦い認識を、ユーモアを基調として描いた点を評価。

次:TBS『ごめんね青春!』
駅伝大会以降はボルテージが下がってしまったけど、毎回笑わせてくれたし、若手の女優たちがどっと登場したという点でも注目。


【単発ドラマ部門】
1:NHK-ETV「悪夢」
統合失調症による妄想や、身体障碍者を、「気の毒」で「救済されるべき」対象としてではなく、当事者の視点、感覚から描いた点が、なかなか類のない試みだったと思います。

2:NHK「足尾から来た女」
足尾銅山の鉱毒を、被害者の強制移転でもみ消そうとする政府の横暴を描く一方で、反体制「活動家」の欠点や愚かしさもきちんと描いていて、そのバランス感覚とともに、福島の原発事故とその後の政府や反原発運動への批評ともとれ、見ごたえがありました。最後に主人公が鉱毒で失った故郷の代わりの居場所を、自立した職業をもつことに見出して、東京に戻るという結末も印象的でした。

3:NHK広島「かたりべさん」
戦争や被爆体験を描くのは、年々難しくなっていて、NHKのドラマでいうと、2008年の「帽子」では、原爆投下当時のことよりも、その後の人生のほうに重きをおいて新機軸を打ち出していました。一方、「かたりべさん」は、現代の若者が、戦争体験の語りを引きつぐ、その継承の重みを自覚する、という点を描いていて、戦争を題材にしたドラマの新しい切り口を示したように思います。また、被爆者の老人が被爆体験を語る途中で、現代と過去の境が混沌とする描写も印象的でした。

4:NHK広島「戦艦大和のカレイライス」
人間が生きるために必要とする「物語」が、いつのまにかその人の行動や考えを縛る枷になっているーーこれが戦争中の人間の後悔や反省として描かれるだけでなく、生き方に悩む21世紀の女性の描写にもなっていた点にうならされました。

5:NHK「生きたい たすけたい」
地震や津波のシーンはまだつらいものがあったのですが、被災した人間を支えた心情が、「生き延びたい助かりたいではなく、助けたい」だったという台詞はすばらしかった。

6:CBC「月に行く舟」
身体の障碍をもった人物を登場させた点はこの脚本家の「いつものやつ」だし、線路の前に人が立ちんぼうしていたのに、その人物がすんでのところでよけたとはいえ、電車がブレーキもかけずに通過してしまう描写は、あいかわらず社会性ゼロで、うんざりしてしまいました。ただ物語としては、気持ちのいいラブストーリーになっていたと思います。

7:NHK「ナイフの行方」
8:NHK「途中下車」
9:EX「時は立ちどまらない」
10:NHK「希望の花」
 
 
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