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2011年度年間ベストテン(単発ドラマ部門)集計結果です。

 投稿者:ページ作者  投稿日:2013年 7月13日(土)19時26分28秒
   皆様、投票ありがとうございました。
 単発ドラマ部門のベストテン投票の集計結果を以下のページに発表しております。

http://www.tvdrama-db.com/best10result/p/id-49

 くわしくは上記ページをご高覧いただくとしまして集計結果をザッと並べてみましょう。

1位 見知らぬわが町(NHK)25ポイント
2位 遺恨あり(テレ朝)23
3位 しあわせのカタチ 脚本家・木皿泉 創作の「世界」」
   世の中を忘れたやうな蚊帳の中(NHK)20
------------------------------------------------------------
4位 やさしい花(NHK)19
5位 真珠湾からの帰還(NHK)18

6位 幸福の黄色いハンカチ(日テレ)17
7位 レッスンズ(関テレ)16
8位 迷子(NHK)14
9位 初秋(CBC)12
10位 実録ドラマ グリコ・森永事件(NHK)11


 皆様投票ありがとうございました。

 さて、既報のとおり、引き続き遅まきながら2012年度の年間ベストテンの募集を本掲示板にて開始します。皆さま、どうぞ順位のご検討をよろしくお願い申し上げます。

http://www.tvdrama-db.com/best10result/p/id-49

 
 

単発部門投票

 投稿者:ページ作者  投稿日:2013年 7月13日(土)19時18分16秒
   2011年度年間ベストテンの単発ドラマ部門ですが、投票数が少ないので、私の投票も加えます。2012年に実施された「第15回K・ドラマフィルカンパニー テレビドラマ・アワード2011」で投票した内容でそのまま投じ、集計に反映させます。以下の順位です。

<単発ドラマ>
第1位 真珠湾からの帰還(NHK)
第2位 遺恨あり(テレ朝)
第3位 レッスンズ(関テレ)
第4位 風をあつめて(NHK)
第5位 初秋(CBC)
第6位 鬼平犯科張スペシャル「一寸の虫」(フジ)
第7位 幸福の黄色いハンカチ(日テレ)
第8位 実録ドラマ グリコ・森永事件(NHK BS2)
第9位 味いちもんめ 伊橋悟が今夜帰ってくる…!(テレ朝)
第10位 short cut(WOWOW)


 ちなみに連続ドラマ部門の私の投票は以下のとおりでした。こちらは投票数が充足しておりましたので、集計には加えておりません。

<連続ドラマ>
第1位 それでも、生きてゆく(フジ)
第2位 鈴木先生(テレ東)
第3位 下流の宴(NHK)
第4位 妖怪人間ベム(日テレ)
第5位 テンペスト(NHK)
第6位 坂の上の雲 第3部(NHK)
第7位 11人もいる!(テレ朝)
第8位 家政婦のミタ(日テレ)
第9位 デカワンコ(日テレ)
第10位 マルモのおきて(フジ)

http://www.tvdrama-db.com

 

2011年度年間ベストテン(連ドラ部門)集計結果です。

 投稿者:ページ作者  投稿日:2013年 7月13日(土)15時56分34秒
   皆様、投票ありがとうございました。
 ベストテン投票の集計結果を以下のページに発表しております。

http://www.tvdrama-db.com/best10result/p/id-40

 くわしくは上記ページをご高覧いただくとしまして集計結果をザッと並べてみましょう。

1位 カーネーション(NHK)156ポイント
2位 鈴木先生(テレ東)115
3位 11人もいる!(テレ朝)63
------------------------------------------------------------
4位 それでも、生きてゆく(フジ)62
5位 家政婦のミタ(日テレ)52

6位 TAROの塔(NHK)49
7位 マルモのおきて(フジ)46
8位 おひさま(NHK)42
9位 JIN-仁-(2)(TBS)32
10位 妖怪人間ベム(日テレ)31

 すでに一昨年となってしまって集計が遅くなって申し訳ありません。
 さて、現在の視点で見た2011年のドラマの、この順位というのはどうでしょう?

 投票時点の価値観と今の価値観。まだたった2年という間しかないのですが
やや変化があるような作品もありませんか?
 時代を経ても残るドラマ。そういうものを見つけ出したいという思いがあるためでしょうか、こういう少し前のベストテンを見るとそういう感慨にふけってしまいます。

 ともあれ皆様投票ありがとうございました。

 さて、しばしの間をおいて引き続き、遅まきながら2012年度の年間ベストテンの募集を本掲示板にて開始します。皆さま、どうぞ順位のご検討をよろしくお願い申し上げます。
 なお、単発ドラマ部門の順位につきましてはもう少しお待ち願います。

http://www.tvdrama-db.com/best10result/p/id-40

 

鬼刑事米田耕作

 投稿者:コンボイ  投稿日:2012年 6月19日(火)16時59分41秒
  中村梅雀が2枚目刑事で渋さ爆発。  

2011年ベスト

 投稿者:美々庵  投稿日:2012年 6月10日(日)20時47分1秒
  遅れてすみません。投票します。連続ドラマ部門のみです。

1位「カーネーション」
芸妓の駒子の、見た目で値踏みされる職業ゆえ、着るものはおろそかにできない、
だからよりいい服をというプロ意識。
辛気臭いのはあかん、寿命が縮むと、一番いい着物でモンペを作る祖母(十朱幸代)の
心意気。
出征する夫(泰蔵兄ちゃん)のために、思い出の着物をモンペにして見送る八重子。
最初の結婚で花嫁衣装を着られなかった奈津のために作ったウェディングドレス。
シビアで健気な女と服の関係。ただ着られればいいってもんじゃないのよ。
似合う服、好きな服を着ることによって、自分も輝き、周囲も喜ぶ。
一生、飽きない仕事を持てた糸子はいいなあと思った。
一生、仕事をした女性の物語だった。
なんやかんや関わってくる春太郎エピソードも好きでした。

2位「鈴木先生」
クールに燃える(萌える?)鈴木先生の、理屈がとても今っぽくて、
学校という場所の特殊性(壊れる先生たちとか)にもリアリティがあった。
生徒たちの討論は、近年まれに見るスリリングなシーン。
問題児でもなく目立たないごく普通の生徒にかかる負担を忘れない鈴木先生に、
気づかされるものがあった。

3位「マルモのおきて」
子供と犬って卑怯だな、と思ったけど、阿部サダヲの双子との距離感が絶妙で、
ウェットにならないところがよかった。
ダンスも楽しかった。

4位「11人もいる!」
クドカンらしく、大人はヘンな人が満載だったが、子供たちはフツーで、
なおかつそれぞれの味を発揮していて面白かった。
主役とか脇役とかの区別があんまりないような気がするほど、
それぞれのキャラが立っていた。
きたろうの、おじいちゃんにしておばあちゃんにしてうさぎちゃんとか(笑)

5位「おひさま」
これだけ見ればぬるく感じるかもしれないが、震災後の不安定な心境には
十分響くものがあった。

6位「家政婦のミタ」
テレビではタブーが多くてやりにくいという話をよく聞くが、
ここまで突き抜けると、登場人物に感情移入もできないし、
なんかもう一種のアトラクションを眺めているようで、逆になんでもアリに
なるんだなと感心してしまった。

7位「四十九日のレシピ」
なんだか不思議な話だけど、微妙な心情をすくいとるような、繊細さがあり、
やさしい気持ちになれた。

8位「深夜食堂」
あの濡れたような新宿の街の映像と主題歌に引き込まれ、思わず期待してしまう。
あまりスターっぽい人は出てほしくない。マイナーさを追求してほしい。

9位「犬を飼うということ」
世知辛い生活を世知辛く描いていた。
ルックスがかわいいアイドル系の家族じゃなかったら、見るのつらかったかも。
犬を飼いながら、ちょっとずつ互いを思いやる姿にしみじみとさせられた。

10位「DOCTORS最強の名医」
予想を気持ちよく裏切る脚本の妙。
高島政伸の怪演もグッジョブ。

よろしくお願いいたします。
 

2011年テレビドラマ・ベスト10

 投稿者:うーやん★  投稿日:2012年 5月10日(木)15時03分3秒
  「ユリイカ」2012年5月号を購入して、ページ作者さんをはじめ、多くの関係者のテレビドラマへの熱い思いを読んで刺激された。ついでに鈴木先生の漫画原作者「武富健治」特集の「ユリイカ」2012年1月号も購入した。若い頃少し読んだ「ユリイカ」がいまも健在だったことにも驚き嬉しかった。5月6日に締め切り日に気づいて、急いで各クールのベストテンに手を入れた。2011年は「鈴木先生」、「カーネーション」の2つが突出していた。「家政婦のミタ」はドラマの評価よりも、視聴率40%だけでベストテンに入れようと思った。そして2011年は、「マルモ」の鈴木福、芦田愛菜、「ミタ」の本田望結、「全開ガール」谷花音さん、他にも達者な子役が脇でなく主役で大活躍した年だった。

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(連続ドラマ順位)

■1位 鈴木先生 TX
■2位 カーネーション  NHK
■3位 TAROの塔    NHK
■4位 テンペスト  NHK-BSーP
■5位 JIN-仁-   TBS
■6位 荒川アンダーザブリッジ MBS
■7位 デカワンコ    NTV
■8位 深夜食堂2  MBS
■9位 野田ともうします。 シーズン2  NHK ワンセグ2
■10位 家政婦のミタ   NTV
■次点 それでも、生きてゆく  CX

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(連続ドラマ コメント)

■1位 鈴木先生 TX

BS放送で全話見て、のめり込みDVDと原作漫画を買った。原作の漫画が素晴らしかった。衝撃の1話から全く新しい教師像を提示された。主役の長谷川博巳さんのキャラ・演技が絶妙だった。論理的で冷静な観察力と推理力、一方でエロい妄想のギャップもインパクト大だった。生徒も感情的だが理性的で饒舌だ、全てが過剰だ。その過剰な演出に圧倒された。ジジイは小川役の土屋太鳳さん(16歳なのか!)よりも、中村役の未来穂香さん(14歳!?)が好みだが・・・生徒役が豊作で、将来が楽しみだ。評価すべきこのドラマの視聴率は驚くべき2.1%だったが堂々の1位だ。原作漫画をすべてドラマ化していない。是非続編を期待する。

■2位 カーネーション  NHK

2011年の前編は、頑固で人情にあつい父との葛藤、夫婦のゆるい関係など、主人公の成長と周辺の人々のエピソードが満載で楽しんだ。キャラが立っている、尾野真千子さんの表情が素晴らしい。伏線も演出も見事で、何度も泣かされた。戦争も暗いだけでなく、その中でもしたたかに生きている姿は、震災後に元気を貰った。ジジイの大好きな「火の魚」の渡辺あや脚本、尾野真千子主演のコンビは、最強だ。小林薫、麻生祐未、正司照枝、多くの役者さんに魅せられた。鈴木先生と断トツの双璧だった。

■3位 TAROの塔    NHK

序盤で「かの子伝説」の凄みを寺島しのぶさんに魅せてもらった。中盤からは時系列が跳んだり、視点が太郎だったり敏子だったりして混乱した。転機は、これまで壊すべきと主張した既成の芸術に太郎自身がなり、次の世代から「過去」と切り捨てられた。自暴自棄の太郎に敏子は、「画家じゃなくていい、画壇なんか気にしない、岡本太郎になればいい!」。岡本太郎は画家、芸術家を越えて岡本太郎という唯一無二の存在なのだ。老年期の変人として一般受けを狙う「岡本太郎」を初めて理解できた。その後、多くの岡本太郎に関する本や番組を楽しんだ。一平役の田辺誠一さんが、素敵な夫、父を魅せた。

■4位 テンペスト  NHK-BSーP

王制の独立国だった琉球が、幕末に動乱に巻き込まれ消滅するまでをドラマにした。登場人物の名前が魅力的だ。国王は首里天加那志(シュリテン・ガナシ)、国王の姉妹は祈祷師・聞得大君(キコエノオオキミ)、御内原(ウーチバラ)の女官最高位である大勢頭部(オオセベ)、馴れれば魅力的な世界に浸ることができた。仲間由紀恵さんが、側室の真鶴と宦官の孫寧温の二役を演じた。どうみても同一人物だとツッコミたいが、ドラマの肝だから笑って許した。高岡早紀さんの唇、GACKTさんの長い舌も、気持ち悪い美しさで、インパクト大だった。最終回が急ぎすぎだったのは残念だった。

■5位 JIN-仁-   TBS

評判に応えようとする役者さんとスタッフに気合いを感じた。延長が多かったけど、咲、野風、仁友堂、龍馬、それぞれ人間味あふれるドラマを楽しめた。今の大河ドラマ「江」よりも魅力的だった。心配だった結末もSFでは禁じ手?のパラレル・ワールドだった。タイムスリップの謎解きよりもドラマの楽しさに、これしかないだろうと了解した、苦笑。ジジイは綾瀬さん演じる咲が充実した人生を全うしたことで満足だった。視聴率も20.6%と4月クールの1位だった。

■6位 荒川アンダーザブリッジ MBS

独自の世界のドラマだが、入り込めば楽しかった。ジジイのように一気に視聴すれば楽しめると思った。役者が凄い。主役の林遣都、桐谷美玲は、今後も楽しみだが、手塚とおる、上川隆也、城田優、安倍なつみ、小栗旬、山田孝之、片瀬那奈、徳永えり、有坂来瞳さんと豪華だ。小栗旬さんは最後までカッパで素顔が見えない、笑。スター役の山田孝之さんも被り物で分かりにくい、笑。安倍なつみ、片瀬那奈、徳永えり、有坂来瞳さんの女優は魅力的だった。特に徳永えりさんは、これまでで一番可愛かった。1話30分の中に3つのエピソードがあった。完結しないが全体を見るとシュールで許せた。最終回も結末がない。続きは映画で・・・・それは禁じ手だ。

■7位 デカワンコ    NTV

犬よりも鼻がきく花森一子(わんこ)が刑事として様々のロリコン姿で活躍する。奇想天外な設定だが、初回以後はユルイお馬鹿さに加速がついて多部さんワールドを堪能した。警察犬が喋れるとしたら最強武器だ。しかし、勇み足の話もあった。そこらも適切だった。「ちょっとだけリターンズ」を見て、何でもできる最強ドラマだと思った。こんなお馬鹿ドラマも楽しみだ。

■8位 深夜食堂2  MBS

当地でも評判の良かったドラマの続編の放送があった。BS放送で前シリーズを復習した、毎回メニューが違って、登場人物も違う、出来も味わいも違った。やはり、伊藤歩さんの回は結末も良いので心温まった。平田薫さんの変身は魅力的だった。朝倉あきがキャバ嬢なんて痛かった。前田亜希さんと東風万智子さんのオチも楽しかった。安田成美さんは展開の省略が美しく泣いた。ジジイはゲストの女優さんが楽しみだった。短篇なので省略が生きて泣けた。今後も続編を期待する。

■9位 野田ともうします。 シーズン2  NHK ワンセグ2

ワンセグの1話5分のドラマだが、教育テレビで総集編と「メリークリスマス」のスペシャルを視聴した。漫画原作なのだが、シュールでお馬鹿で地味な女子大生の日常を描いた。なによりも「キャラ」と「間」の「ドラマ世界」が素晴らしい。野田を「時効警察」で確認した江口のり子さんが演じているが、年齢をスルーすればピッタシだ。他にも富沢:増田有華(AKB48)、亀田:池谷のぶえ、ツトムン:杉浦一輝、部長:活躍のの安藤サクラ、副部長:越村友一(東京セレソンデラックス)、重松:「一番大切な人は誰ですか?」の小林涼子、山本:相馬圭祐、すべての役者さんの存在感たっぷりだった。ジジイは、こんなお馬鹿ドラマも見たい。

■10位 家政婦のミタ   NTV

ジジイの最強のワーストドラマ「女王の教室」の脚本家・遊川さん、序盤終わりで破綻したように思えたが、「承知しました」「あなたが考えることです」「業務命令ですか」など決めセリフを連発し乗り切った。「・・・って何?」のセリフと家族を守ろうとする希衣ちゃん(本田望結さん)に何度も泣いた。父親の長谷川博己さんは最低男を格好良く演じた。うららの相武紗季さんの結婚破棄から一緒に暮らす結末はあり得ない。しかし、ミタの笑顔で盛り上げたのは見事だった。奇跡の視聴率40%はドラマ制作者と視聴者に勇気を与えた。年間ベスト入りで評価したい。遊川さんの今年秋の朝ドラを見守りたい。

■次点 それでも、生きてゆく  CX

世間的には「友人に妹を殺害された男と友人の妹が、事件から15年後に出会う。悲しみを背負った双方の家族が、交流を通じて明日への希望を見いだそうとするヒューマンドラマ」だ。部分部分は役者の演技も素晴らしく集中して見て感動した。そこは印象に残った。しかし、結末が不満だ。文哉が登場して最後までに自らの心情と真実を言葉で語るべきだ。最終的に何を描きたかったか、ぼやけてしまった。満島さん、大竹さんは、迫真の演技だった。固唾を呑んで息をこらえて画面を見ていたが・・・ 脚本の坂元さんは、「Mother」では感動できたが、今回は部分の枝葉は魅力的に描いても、主題の幹を描き切れなかった。

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(単発ドラマ順位)

■1位 しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉、創作の“世界”  NHK-BS-P 11月12日
■2位 生むと生まれるそれからのこと   NHK-BS-P  8月27日
■3位 実録ドラマグリコ森永事件       NHK BSーP 3月28日
■4位 見知らぬわが町          NHK福岡  5月5日全国放送
■5位 アイシテル~絆~         NTV    9月21日
■6位 デカワンコちょっとだけリターンズ NTV    4月30日
■7位 遺恨あり 明治十三年 最後の仇討 EX     2月26日
■8位 蝶々さん~最後の武士の娘     NHK  11月19、26日
■9位 愛・命 新宿歌舞伎町駆け込み寺   EX   12月17日
■10位 どんド晴れスペシャル「一本桜」  NHK    4月24日
■次点 ヤングブラックジャック      NTV    4月23日

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(単発ドラマのコメント)

■1位 しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉、創作の“世界”  NHK-BS-P 11月12日

木皿さんの「スイカ」で新しいドラマの形を見て驚いた。今回ドキュメンタリーの二人の姿に圧倒された。夫婦で一つのペンネームで描いている。旦那は病気で車椅子生活だが、制作意欲は衰えていない。車いすでパンツ一枚の旦那さんの姿が印象に残っている。挿入ドラマは吹き飛んでしまった、笑。木皿(妻)の「スジではなく、私たちが描きたいのは“世界”、主人公がちゃんと生きられるようにしてあげる」の話が印象に残った。木皿さんのドラマの秘密が少し理解できた。これからも素敵なドラマを書いて欲しい。

■2位 生むと生まれるそれからのこと  NHK-BS-P 8月27日

個性的な顔立ちの柄本佑と関めぐみさんの奇妙な恋愛物語・・・子供時代から人間関係に戸惑い、「線引き」の関係性しか結べない。恋して同居しても、お互いの生活空間を「線引き」して成立する。妊娠を告げられない女、結婚を決断できない男だが・・・鶴見辰吾さん、国生さゆりさんの親夫婦のはじけ具合に、新しく踏み出す。子の出産があって二人は親に成長する。めでたし、めでたし・・・こんなシュールな恋愛ドラマも見たい。初めてドラマを書いた脚本家が向田邦子賞をもらったらしい。

■3位 実録ドラマグリコ森永事件       NHK BSーP 3月28日

ドキュメントの部分も入れて、昭和の怪事件を見事に再現した。当時の警察組織や新聞記者の姿を、悲しいまで知らせてくれた。昭和も想定外の事件があり大失敗もあった。昭和の臭いと緊張の中で事件を回顧した。6月に地上波で放送した。その後NHKはドキュメンタリードラマを次々に制作している。ドラマかドキュメンタリーか、悩みながらも楽しんでいる。

■4位 見知らぬわが町           NHK福岡  5月5日全国放送

悩む女子高生が不登校になったとき炭坑の廃墟が気になった。大牟田の炭坑の歴史を調べ出し、それは祖父の病気に繋った。自分の町、家族のルーツ再発見のドラマだ。今、大活躍の忽那汐里さんが初々しい女子高生をきらめいて演じた。杉本哲太、小林勝也、いしだあゆみ、高橋一生さん、脇の芸達者も削ぎ落とした演技で魅せた。NHK福岡は不滅だ。

■5位 アイシテル~絆~            NTV   9月21日

連続ドラマはジジイの1位だったので期待した。今回は、加害者少年の弟の立場から、その後の物語を描いた。家族の中でも関係ない立場の弟でも社会的制裁を受け容れるしかないのか? 一つの問題提起で重い。それを描くのも一つの方法だ。しかし、演出なのだろうが時系列が複雑で、兄弟の物語がストレートに伝わらない。連続ドラマの内容を思い出しながら、このドラマを楽しむ作業も困難を感じた。結局、中盤から終盤で全貌を理解できた。最初から深く楽しみたかった! 父親は山本太郎さんだったが、病気で死んだ設定になっていた。色々な思いがよぎった。

■6位 デカワンコちょっとだけリターンズ   NTV 4月30日

単なる総集編か? 番宣だけか? 悪い予感もあった。しかし、コント風のサスペンスの見事なユルユルお馬鹿ドラマだった。「デカワンコ」は何でもやれる、怖い物なしドラマだ。ジジイは、お馬鹿ドラマも見たい。2012年に期待した続編があったが、パリ、江戸と時空を越えるドラマには、ついていけなかった、涙。

■7位 遺恨あり 明治十三年 最後の仇討 EX  2月26日

明治に最後の仇討ち事件の顛末だ。実話に基づいているのでベタな結末が予想された。しかし、役者の演技に凄味があって、魅入った。剣道、殺陣も迫力あった。最初の両親の殺害シーンは残酷すぎたかもしれない。北大路欣也、藤原竜也、吉岡秀隆、相島一之、松下奈緒、戸田菜穂さん、みなさん、役に入り込んで熱演だった。テレ朝の時代劇、これからも頑張って欲しい。

■8位 蝶々さん~最後の武士の娘     NHK 11月19、26日

2011年に亡くなった市川森一さんの作品だ。蝶々さんの悲恋物語を宮崎あおいさんが演じた。波乱の人生だが、ドラマを見ただけでは、当時の状況を正確に把握できなかった。士族の娘として生まれ、親と死に別れ、水月楼の養女に出され、母代わりの女将が死に、妾に追い出される。置屋の女将に身請けされ舞妓になり、現地妻となり、子供を産むが、一人になる。歴史的な知識と洞察があれば、感動は100倍になりそうだ。5話ほどにして、士族、水月楼、置屋、舞妓・・・それらの背景を説明してくれるエピソードが欲しかった。視聴者は理解しているものとしてドラマが描かれて、急ぎすぎのてんこ盛りは残念だ。映像も演技も素晴らしいかっただけに・・・

■9位 愛・命 新宿歌舞伎町駆け込み寺   EX  12月17日

新宿の駆け込み寺の実話のドラマ化だ。主人公のキャラの強烈さを渡辺謙さんの圧巻の演技で魅せた。きれい事なしで、表と裏を走り切った主人公のエネルギーに感動した。

■10位 どんド晴れスペシャル「一本桜」   NHK  4月24日

大活躍の比嘉さんの原点とその成長を再確認した。ストーリーはツッコミ所は満載だけど、それもドラマの味だ。基本の「もてなしの心」がしっかり描かれた。そこにエコ・プロジェクトの新しい話題、雪子の遠野風のファンタジー、最後に女将の継承で締めた。これからも東北ガンバレと作っていけそうだ。震災でロケが延期になったイキサツを冒頭で語る姿に涙した。雪子役の26歳のICONIQは魅力的だった。

■次点 ヤングブラックジャック         NTV  4月23日

ジジイは手塚漫画で育ったので、無条件に評価が高くなる。主人公の超天才外科医の誕生を楽しんだ。リアリティよりも人の思いが優先したドラマで、ネタも、セリフも、まとまっていた。主役の岡田将生くんも初々しさを適切に演じた。連続ドラマにして欲しいと思った。

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(個人賞とコメント)

■主演女優賞・・尾野真千子さん(カーネーション)→表情の変化が楽しい
        (次点)江口のり子さん(野田さん)→最強キャラは江口さんで成立

■主演男優賞・・長谷川博巳さん(鈴木先生)→冷静で論理的ながら、エロく妄想暴走は見事
    (次点)松尾スズキさん(TAROの塔)→太郎になりきった姿、笑えた

■助演女優賞・・綾瀬はるかさん(仁)→健気なナデシコだ、良い人生だったようで嬉しい
    (次点)芦田愛菜ちゃん(マルモ)→視聴率をもっている、お疲れ顔が心配だ

■助演男優賞・・小林薫さん(カーネーション、深夜食堂2)→今更ですが、円熟の演技だ
    (次点)小栗旬さん(荒川アンダー)→カッパで通した潔さに感服した

■注目の役者・・三吉彩花さん(高校生レストラン)→「熱海の捜査官」以来、ここでも光った
        ICONIQさん(どんど晴れ)→異次元の美しさと存在感、年齢不詳だ

■新人女優賞・・土屋太鳳さん(鈴木先生、おひさま)→ドラマ的に光っていた
    (次点)武井咲さん(大切なことは)→ドラマには怒ったが、断然光っていた
                安藤さくらさん(それでも生き、おひさま)→親の存在感を確実に受け継いだ

■新人男優賞・・三浦貴大さん(カレ、夫、男友達)→百恵ちゃんの息子、光っている
    (次点)高良健吾さん(おひさま)→眉の立派さ、顔の濃さ、良かった

■脚本賞・・・・渡辺あや(カーネーション)→朝ドラは大変だが、凝った仕込みを楽しんだ
    (次点)古沢良太、岩下悠子(鈴木先生)→漫画の原作の良さを生かした

■演出賞・・・・河合勇人(鈴木先生)→暗い映画風、画面に文字、生き霊、妄想、挑戦に敬意
    (次点)松岡錠司、山下敦弘ら(深夜食堂2)→短編でゲストを生かした人間ドラマを楽しんだ

■企画賞・・・・岡部紳二ほか(鈴木先生)→新しいものを作る冒険心に敬意、女子のキャスト選びも良
    (次点)内田ゆき(カーネーション)→渡辺・尾野コンビ、脇の役者も見事、世界観が新鮮
        橋本芙美(マルモ)→この素材で奇跡を起こす、企画が良かったのだろう

■主題歌賞・・・椎名林檎「カーネーション」(カーネーション)→毎日聞きましたので・・・
    (次点)薫と友樹ほか「マル・マル・モリ・モリ!」(マルモ)→頭から離れない

■名セリフ賞・・・・セリフではないけど木皿泉さんの言葉が残っている
→「スジではなく、私たちが描きたいのは“世界”、主人公がちゃんと生きられるようにしてあげる」

■ワーストドラマ賞・・・・大切なことはすべて君が教えてくれた→見せ方が邪悪

ドラマ冒頭の問題シーンの見せ方、中盤での結末の意外なショボさに怒った。武井さんの病気も理解不能だった。教師が記憶がなくなるような飲み方と行動をするだろうか? 朝気づいた時に、学校を休んでも適切に話を聞き対処すべきだと思った。面白くして視聴率を維持するために禁じ手を使ったと思う。許されない。新人脚本家の安達奈緒子さん、当分はジジイは認めない。三浦君や戸田さんの台詞が、突然に立派だったり深かったりするが、やっていることが伴わないのでジジイは怒ってしまう。結局、二人は結ばれるのだが、中盤で心から謝り、許しを求めればハッピーエンドになったと思う。どうなのだろうか? 生徒も先生にべったりから全員が非難に変わったり、こんなものなのか? バランス良く非難するもの、擁護するもの、判断できないものと別れると思うが? 今は一斉に動くものだろうか・・・三浦さんの兄弟関係も、こんなものなのか? 納得できないばかりでなく、怒りを覚えた。

61歳のエロ・ジジイの個人的な好き嫌いだ 気にしないでください
不快に思った方は、読み飛ばしてください  誤字脱字は容赦!
5日前から振り返りながら少しずつ書いた 締め切り日を勘違いしていた
毎度のことながら遅れてすみません



 

マイ2011年ベスト

 投稿者:o-matsu3  投稿日:2012年 5月 9日(水)23時15分9秒
  1「TAROの塔」
岡本太郎は知っていたが、こんな家庭環境とは。強烈な人生。
数々の印象的なセリフ群。特に3話後半のストーリーは凄い。
3.11前後にまたがって放送される、このタイミング。
終わってからGWに近代美術館に行く、パルコ展に行く。(岡本太郎生誕100年)
「何だ、これは!」

2「鈴木先生」
漫画原作は読んでないのですが、よかったです。
ドラマの数字が取れなくても、ストーリーは、どんどん展開していきます。
お気に入りのop。クライマックスを迎えた教室での裁判の回など、笑ってないぞ、みんな。
何人か先生が壊れましたが、テレ東、がんばりました。
最近HPに行ったら映画化とか(ほんんとに!)

>2011年ギャラクシー賞月間賞、2011年日本民間放送連盟賞 最優秀賞と視聴率低迷の昨今、その“視聴質”が高く評価されたTVドラマ

2011年は、この2強ですね

3.「ラストマネー~命の値段」
NHK、今年もやってくれます。民放にはスポンサー的にも作れない良いでき。
生と死が、からむと、どうして人は、こんなになってしまうのか。

4「家政婦のミタ」
話題になりましたが、最終回、40%は盛り上がりすぎです。
正味30%ぐらいの、できでしょうか。

5.「美しい隣人」
毎回ラストに、あの主題歌がかかると、こわい、こわい。
キターとなってしまいます。
これは最終回、3.11後の静岡地震の影響で数分切れて内容わかりません。

6「DOCTERS」
すこし違った医者ものだった。後半パワーダウンで、ちと残念。

7「それでも生きてゆく」
小田和正の主題歌がいい。満島さんがいい。

8「遺留捜査」
上川さんがいい。ホロッとする話。

9「JIN 完結編」
パート1の方がよかった。ラストは原作の方が好み。でも、この〆もいいです。

10「明日の光をつかめ2」
みんな、いい子だよね。

次点
「謎解きはディナーの後で」
2人の、かけあいが面白い


主演男優賞  長谷川博己(鈴木先生)
主演女優賞  仲間由紀恵(美しい隣人)
助演男優賞  松重豊  (ラストマネー)
助演女優賞  常盤貴子(TAROの塔)

脚本賞    鈴木先生の人

演出賞    TAROの塔の人

主題歌賞
   東方神起 Why? (Keep Your Head Down) (美しい隣人)
次点 小田和正 東京の空  (それでも生きてゆく)


セリフ賞
「(芸術家とは、)生きて地獄を見る人のことだ。世間の常識や固定観念にノンと挑みかかる人のことだ。」(TAROの塔)

「今の学校教育は、手のかからない生徒の心の磨耗(まもう)の上に支えられているんだ」(鈴木先生)

「一緒に心中するはずだったんだろ! なんであんただけ生きてるんだよ!!」(ラストマネー)

キャッチコピー賞
「誰も正解を教えてくれない、それが学校だ。」(鈴木先生)
「沈黙する被害者、告白する遺留品」(遺留捜査)

http://www005.upp.so-net.ne.jp/o-matsu/DO2011.HTM

 

2011年度マイ総合ベスト10

 投稿者:ぐみ  投稿日:2012年 5月 8日(火)17時29分14秒
  【作品賞・連続ドラマ部門】

1位  『カーネーション』
2011年末のクール別ベストに、まだ前半だからと投票しなかったことを後悔したので…。朝・昼・週末まとめ等等、同じ1話分を何回観ても楽しくて本っ当に大好きだった数ヶ月の想いを、どっかで表明しておきたくて。

2位 『鈴木先生』
ドラマ観ててわけのわからんエモーションに囚われて唖然とするような経験は二度とできないだろうと諦念していたらっ。表現はぶっとんだ非現実なれど、ハートに直に訴えかけて、脳内を満たしていくのは紛れもなく「リアリティ」。まだまだ今後もこういう“何じゃこりゃ”なドラマに出合える可能性を捨てなくていいんですね。

3位 『家政婦のミタ』
黒い方の遊川ワールドに、またハメられた。

4位 『犬を飼うということ』
ごくごく普通なザ・庶民の暮らしぶりは、ドラマで観たいもんでもないんですが……いや、じわっじわ、キました。とーちゃんとかーちゃんと、子どもたちに、犬。すべて「愛だろ、愛」、です。夢をあきらめたり、どうにもうまくいかなかったり、それでも生活という名のうすのろをやっていくんです。

5位 『妖怪人間ベム』
あんな世界を描きながら、キワモノ感が全くなくて、すごく地に足のついたドラマに仕上がっているのが素晴らしい。感情の溜まりどころをガツガツ揺らされました。

6位 『てっぱん』
人が人と袖振り合って「開いて」いき、つながっていく。昨今の現実においては家族間であっても難しいことだから、ドラマの中で明るい理想を真っ直ぐに見せて貰えて嬉しかったです。

7位 『11人もいる!』
「ボーダー? なにそれ美味しいの?」というメッセージがはっきりと伝わってきました。先入観や偏見やステレオタイプや、そのつまらん境界線は誰が引いてんねん、ってことね。

8位 『全開ガール』
月9の至宝『やまとなでしこ』の外枠にそっくりそのまま当てはめて、可愛い子役との親子愛を強化したら、そりゃー分厚い鉄板なはずだけれど。もうちょっと新鮮味が欲しかったというところかな。

9位 『荒川アンダーザブリッジ』
この手の一種シュールな雰囲気には既視感がありますが、ズレを楽しむのでなく、ただその世界の中を漂うのが気持ちイイ感じでした。

10位 『ドン★キホーテ』
強面オッサンと草食にーちゃんコンビが愚直な騎士と従士を併せ持ち、社会問題を抱えた深刻な日常をとんでもなく掻き回していく様が、おふざけではなくきちんと軽妙な面白さで見せるドラマになっていました。

次点 『美しい隣人』、『デカワンコ』、『陽はまた昇る』、『DOCTORS 最強の名医』他
「次点」相当に楽しめたドラマがズラリと挙げられる、意外とイイ感じだったのか? 2011年。



【作品賞・単発ドラマ部門】

投票できるほどの数は観られなかったのでパスいたします。


【個別部門】

・演出賞    河合勇人/橋本光二郎/滝本憲吾(鈴木先生)
・主演男優賞  長谷川博己(鈴木先生)
・主演女優賞  尾野真千子(カーネーション)
・助演男優賞  小林薫(カーネーション)
・助演女優賞  富司純子(てっぱん)
・新人男優賞  綾部祐二(幸せになろうよ)
・新人女優賞  瀧本美織(てっぱん)
・脚本賞    渡辺あや(カーネーション)
・主題歌賞   『カーネーション』椎名林檎(カーネーション)

・個人的ワースト作品 『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス2011』
…前作より良いトコが全く無いリメイクって何なの。制作費の無駄遣いでは。
 

2011年テレビドラマ年間ベストテン

 投稿者:練馬  投稿日:2012年 5月 6日(日)19時17分43秒
  【連続ドラマ】
テレビドラマデータベースの年間投票に参加して、今回でちょうど十回目になるのですが、フジテレビとTBSの両方が入らなかったのは初めてかも。そんななか『TAROの塔』は、ひさびさにNHKの土曜ドラマらしい骨太の作品でした。ただこれも全四話といささか小ぶりなのがさびしいところです。


1 TAROの塔(NHK東京)
60年代らしい、幸福感に満ちあふれているドラマでした。見ていて楽しく、高揚してくる。震災で二週休みになり、四話のうち二話が「その後」の視聴になったことが、むしろ救いでした。


2 妖怪人間ベム(NTV)
人間ではない者たちが人間を観察して、疑問を感じ、問いかける。人間ではないから、「人間とは何か」なんてテーマを正面からつきつめることができたのでしょう。青臭いかもしれないが、その熱さ、生硬さが好ましく思えました。


3 カーネーション(NHK大阪)
2012年の1月以降、とりわけ尾野真千子が降板して、60代以降の糸子役として夏木マリが登場して以降、面白さがかなり減じてしまいました。ただ、2011年放送分は間違いなくおもしろかった。一つ一つのエピがたくみだった。言葉や画にしにくい事柄までもーーたとえば、時間の流れは一様ではなく、強烈な体験をした時、淀んだり、早くなったりする。物事を遠くに感じるようになるーーそういったことまでも、きちんと描写していました。後半の失速に帳消しにされた形になったのはたしかですが、この前半の傑出ぶりがなかったことになるのも癪なので、ベストテンに入れておきます。ただ、そういう作品を1位にするほどの度胸もないので、この順位。かえすがえすも残念です。


4 鈴木先生(テレビ東京)
最後のエピの結論が、「人の生き方は人それぞれで、他人に口出しはできない」という、穏当というか、陳腐とすら言えてしまうところに着地したのには拍子抜けでした。ただ、原作ものとはいえ、いままで見たことのない独特の世界観がありました。


5 陽はまた昇る(EX)
終盤がいささかバタバタしていましたが、井上由美子作品らしく、人物造型は深く、人間が普段見せない、心の奥底にある、業のようなものが描かれていました。


6 犬飼さんちの犬(KBS、tvkほか)
『ネコナデ』『幼獣マメシバ』『ねこタクシー』に続く、ペットを媒介に、他者との接し方が下手な主人公が、社会との回路を発見する物語。演出の亀井亨さんが映画版撮影のためか、途中で降板したのが残念ですが、なかなか可視化しにくい、社会と個人を縛る網状の鎖のようなものを、わかりやすく(そしておもしろく)提示してくれる作品になっていました。


7 四十九日のレシピ(NHK東京)
亡き義母(風吹ジュン)の遺言に従うことで、主人公(和久井映見)が離婚で負った心の傷が癒えていく。その恢復の過程が抑えたトーンで描かれていたのが印象的でした。また、井本(徳永えり)とハルミ(渡部豪太)の正体が明らかにされた最終回で、主人公が「見守られていた」と分かったときのやさしい雰囲気がとても心地よかった。ただ、野波麻帆さん扮するシングルマザーの描き方が一面的で、たんなる悪人に見えてしまったのは残念でした。


8 荒川アンダーザブリッジ(MBS)
本放送時は最終回のみ視聴。その後、全話通して見ることができました。率直に言って、どの回も同工異曲で、手を替え品を替え初回の焼き直しをしていた感が強かった。最後まで見て、結局、おもしろかったのは初回と最終回だけと分かりちょっとがっかり。また、今となっては2月に公開された映画版へつなごうとする意図があらわで、作品としての完成度が犠牲になっていたように見えます。まあ「完成度」などというきっちりものとは縁遠い、ゆるい構えの作品ではあるのですが。

ただ、グローバリズムへの批判としてコミュニティを対置するという手垢にまみれた設定ながら、それが陳腐化させない芸があったことや、ミニマリズムを大胆に使った構成、「生き延びろ」という作り手のメッセージが感じられた点は、きちんと評価しておきたい。


9 深夜食堂2(MBS)
前作と若干テイストが違ったこともありましたが、基本的には毎回カッチリ楽しめました。


10 11人もいる!(EX)
『木更津キャッツアイ』のころに比べて、なんだかずいぶん泥臭くなったような気がしますが、面白かったのはたしか。東北大震災について連ドラで本格的に触れたのは、たぶんこの作品が初めて、という事でも記憶に残ります。


次 ドン★キホーテ(NTV)
とにかく楽しく、後味も悪くない。ありきたりのエピに、ちょっとひねりがきかせてあって、しゃれていました。


◎その他の作品
マルモのおきて(CX)
作品の魅力のほとんどが子役、そしてそのほとんどが芦田愛菜ちゃんの芝居に負っていたとはいえ、ニコニコしながら見ていられる、楽しいドラマでした。結局、犬がしゃべるという設定は必要じゃなかった気もするけど。


おひさま(NHK東京)
歴史描写には妙なところはあるし、時代が移り変わっていくときの、あのうねりのようなものも感じられませんでした。ただその半面、岡田脚本特有の無時間性と独特のゆったりしたテンポが、心理描写の面ではうまく生きていました。毎週、特定の登場人物にフォーカスをあて、その心情が会話を通してじっくり描かれていました。

ことに戦争中あたりから、話が動いていないのはたしかですが、そもそも岡田惠和さんの脚本って『彼女たちの時代』(1999)のころからずっと話が動いていないので、またかよ、しょうがねえなあ、という感じでした。この作品では、平坦さが心地よくすらなってきました。


アスコーマーチ 明日香工業高校物語(EX)
武井咲による武井咲の武井咲のためのドラマ。旬の女優にここぞというタイミングでフォーカスを当てたとき、どんな演技派の役者にも、巧妙な脚本でも出せない魅力が発せられる。この作品もまたそういうもので、武井咲というアイドルのある一時期の記録として記憶されるでしょう。ただ、前クールの『大切なことはすべて君が教えてくれた』とこの『アスコー』で、せっかく勢いがついたのに、なぜか連ドラの出演が途絶え、現在の2012年4月クール『Wの悲劇』まで間があいたのは、かえすがえすももったいないことでした。


デカワンコ(NTV)
鼻をクンクンさせる多部ちゃんの表情がすばらしい。刑事物とはいえ、ちょっと『アメリ』っぽさも入っていて、いい意味で小ぎれいな作品になっていたのも好ましい。


大切なことはすべて君が教えてくれた(CX)
物語はともかく。台詞がいい。新人・安達奈緒子の手になる文学的な台詞の数々にシビれました。


てっぱん(NHK大阪)
話はこれぞテレビ小説そのものの陳腐なものでしたが、演出の力で感動させられてしまいました。何より、あかり=瀧本美織の成長が楽しみでした。ただ瀧本さんは、この後、どの役をやっても「あかり」に見えてしまうのが気になります。



【単発ドラマ】
ここ十年、数々の佳作を生み出した「中学生日記」のボルテージが落ちて、2011年はこれという作品はなかったように思います。加えて、2012年の3月には番組自体が終了…。民放も、ひと頃より制作本数が減っているんじゃないでしょうか。そんなわけで、めぼしい単発作品にはなかなか行き会えず、一年間で十作だけ。それを並べ替えて「ベストテン」というのも何ですが、とにかくやってみます。


1 世の中を忘れたやうな蚊帳の中(NHK-BS)
NHK-BSの木皿泉特集内で放送された作品。神戸にある木皿泉夫婦の自宅でのインタビューのあいだに、同じ木皿邸で撮影された全4話の短編が挟み込まれる、という趣向でした。人間は単純なものではないし、一筋縄ではいかないけど、人生、捨てたものでもない、という木皿泉節を堪能しました。


2 やさしい花(NHK大阪)
幼児虐待を扱ったドラマ。虐待を刻銘に描いて情緒的に訴えるのではなく、母子を見守る周囲の人々のまなざし、ぬくもりをきちんと描こうとしていたところに好感。


3 見知らぬわが町(NHK福岡)
「記憶としての歴史」という、重要だがなかなか可視化にしにくい題材を、学校でいじめられ疎外感に苛まれる少女(忽那汐里)に探求させることで、うまくドラマにとけ込ませていました。


4 ドラマスペシャル 迷子(NHK東京)
「お買い物」を書いた前田司郎の、おそらくは同じ制作チームによる新作。かなりの数の登場人物たちの行動をのんびりしたトーンで描いた作品。そのなかで、子どもたちをとがめる警官の怖さ、国家権力の不気味さが挿入されていたことが、違和感とともに強く印象に残ります。


5 最後の晩餐~刑事・遠野一行と七人の容疑者~(EX)
7月の『陽はまた昇る』に先だって放送された作品で、捜査一課の敏腕刑事だった主人公がなぜ警察学校の教官になったか、いわば前日譚が描かれていました。続編を最初から想定していたためか、終わり方がいささかしまりのないような気もしますが、佐藤浩市という当代きっての役者を堪能できるドラマでした。


6 恋するキムチ(NHK岐阜)
韓流ブームをもちこんだ、というかあやかった作品ですが、ローカル局制作のドラマというだけでイメージされる、ある種のパターンを免れることには成功していたと思います。楽しかった。


7 卒業ホームラン 三つの家族の物語(TX)
応援団という、個人的に苦手なものが題材だったのですが、ちょっと違う角度から扱っていたのでさほど気にならずに見られました。人間は滑稽なものだということが徹底して描かれ、その滑稽な人間たちが困難に直面してじたばたするけど、そのじたばたぶりが愛おしくなってきて、ドラマが終わった後、なんだかやさしい気持ちになる。重松清の小説をドラマ化した作品共通の魅力を、今回も味わうことができました。


8 屋上のあるアパート(TBS)
浮世離れしたのんびりした雰囲気が心地よかった。ゆるいといえばたしかにそうなんだけど、その独特のテンポのなかで、長澤まさみという素材の魅力がじんわりと伝わってくる、そんなドラマでした。


9 この世界の片隅に(NTV)
空襲や戦死をドラマのクライマックスにする、よくある終戦記念ドラマとはひと味違っていました。戦時もあったであろう日常生活と、その生活のなかで登場人物たちが味わう心情がていねいに描かれていました。


10 てっぱん番外編
話はともかく、大阪湾沿いの工業地帯をバックにしたロケ映像がすばらしかった。小野十三郎の詩集『大阪』を読みふけった者にとっては、感慨深いものがありました。ただ、なぜこの風景を本編放送時に映さなかったのか、フシギだ…。



【部門賞】
募集されていない項目も混じってますが、まあ余興ということで。


◎演出賞:河合勇人・橋本光二郎・滝本憲吾(鈴木先生)
筋立てや台詞の印象が強烈ですが、それ以外の作品全体のビジュアル、つまり世界観が独特で、ドラマの魅力を支えていました。

ほかに記憶に残った人。
梛川善郎・福井充広(TAROの塔)。ある時代・ある場所のもつ空気をきちんと感じさせてくれる演出でした。
飯塚健(荒川アンダーザブリッジ)。ミニマリズムをテレビの連ドラで使うという大胆さに。
白川士(エル・パラシオ)。話は、女性レスラーたちの泥レスだとかブルマ姿でのファイトとか、ワンクッション置いたエロ満載の呑気なものだが、映像はやけにかっこよかった。
田村直己・塚本連平(アスコーマーチ)。とくに塚本ディレクター演出の回は、武井咲が魅力的に撮られていたように思います。


◎主演男優賞:長谷川博己(鈴木先生)
地味な人がまさにはまり役となっていました。長谷川さんは『セカンド・バージン』でも『家政婦のミタ』でも『運命の人』でも『聖なる怪物たち』でもあまり変わりはないんだけど、でもこの作品での長谷川さんは「鈴木先生」そのもの。

ほかに記憶に残った人。
松尾スズキ(TAROの塔)。大人計画の芝居で松尾さんがしばしば演じてきた「物語の本筋には関係ない、ものすごく変な人」みたいではあったけど、迫力がありました。
佐藤浩市(陽はまた昇る)。いまの民放連ドラの状況では、ジャンルドラマ以外では、40代の俳優が主役になることはなかなかむずかしく、佐藤浩市を主演として堪能できる貴重な機会でした。
西島秀俊(僕とスターの99日)。この人も何の役をやっても変わりがなく、まったく違う役柄の映画『CUT』でも同じように見えたけど、この『僕とスター…』では、楽しいキャラに思えたので良しとします。


◎主演女優賞:尾野真千子(カーネーション)
終盤の失速や交代で、尾野さんの仕事にまでもケチがついてしまいそうですが、彼女が演じた「糸子」のことは忘れないようにしたい。

ほかに記憶に残った人。
杏(妖怪人間ベム)。台詞だけ聞いていると、江戸の商家の女将さんに思える気っぷのよさ!
多部未華子(デカワンコ)。この人はコスプレとかぶり物がどうしてこうも似合うんだろう。そして何よりあの百面相…。
上戸彩(絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~)。「主役を演じる星のもとに生まれた人」ならではの存在感がありました。
芦田愛菜(マルモのおきて)。『マルモ』の魅力の70%くらいは愛菜ちゃんに負うていたんじゃないかと思えます。


◎助演男優賞:小林薫(カーネーション、深夜食堂2)
生きているときはもちろん、死んで登場しなくなっても、存在感が強まっていた「お父ちゃん」。小林さんは、こういう「小ずるい小心者だが憎めない関西のおっちゃん」を演じさせたら、ほんとにうまいですね。

ほかに記憶に残った人。
風間俊介(それでも、生きてゆく)。殺人者が「ほんとうに」こうなのか、ドラマに描かれたことを鵜呑みにはできませんが、とにかく、難しい役を全うしていたと思います。
西島秀俊(スクール!!)。課せられたカリキュラムの滞りない消化に腐心する管理主義の教師が、じつは戦後民主主義教育のいびつな生き残りだとわかったときは、なんとも言えない感慨がありました。
山口智充(鈴木先生)。その西島秀俊先生とはまったくかけ離れたアブない教師を好演。

ほかに甲本雅裕(遺留捜査)、窪田正孝(下流の宴)。


◎助演女優賞:富田靖子(鈴木先生)
怖かった…。

ほかに記憶に残った人。
常盤貴子(TAROの塔)。最終回の存在感で、作品を全部「もってった」のは圧巻でした。役である岡本太郎の秘書・養女は、ある意味で他人に人生を依存しているんだけど、『カバチタレ!』のときと同様、信じたものを疑わず、まっすぐ明るく生きる人間を演じると、常盤さんはほんとにはまりますね。
徳永えり(四十九日のレシピ、犬飼さんちの犬、荒川アンダーザブリッジ)。若い女性のスマートでない、かっこわるい部分を演じられる人ですね。2011年は、テレビでもようやく実力に見合った仕事に行きあたったようで喜ばしいことでした。
木村文乃(蜜の味)。映画では主演作もあるし、ドラマでもゲスト出演では時々見かけたけど、連ドラのレギュラーは少なくとも民放のゴールデンタイムでは、これが初めてでは。このドラマに出た後、メディアへの登場の頻度が増したようで、これまた喜ばしいことです。
臼田あさ美(CONTROL、美咲ナンバーワン!、鈴木先生)もまた、民放でも持ち味が生かされるようになってきたようです。『鈴木先生』ではさらによくなっています。
単発では薬師丸ひろ子(世の中を忘れたやうな蚊帳の中)。単純な善悪二分法では計り知れない人物を絶妙に演じていました。
ほかに国仲涼子(マドンナ・ヴェルデ~娘のために産むこと~)、井川遥(胡桃の部屋)、蓮佛美沙子(全開ガール)。


◎新人男優賞:高良健吾(おひさま)
映画『ハリヨの夏』(2006)以来注目しています。映画では20代前半の俳優でもっとも有望な一人で、主役級に定着しつつあり、その実力についてもはやあれこれ説明する必要もないくらい。ただドラマのレギュラーは『ごくせん』(2005)の第2シリーズのその他大勢役だけなので、テレビドラマでは新人と見なしていいでしょう。

ほかに記憶に残った人。
菅田将暉(大切なことはすべて君が教えてくれた)、松坂桃李(アスコーマーチ)、中島健人(大切なことはすべて君が教えてくれた)、南圭介(美しい隣人)、鈴木福(マルモのおきて)、市川知宏(チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸)。


◎新人女優賞:武井咲(大切なことはすべて君が教えてくれた)
(さんざん言われていることですが)目力がすごい。この作品は武井咲という女優を世に出すために作られたんじゃないかと思えるくらいの存在感でした。演技はともかく、伸び盛りのときに主役という機会を与えられた人でなければ出せない圧倒的なオーラを放っていました。

ほかに記憶に残った人。
土屋太鳳(鈴木先生)。今年台頭した新人のなかでは随一。
武田梨奈(IS(アイエス)~男でも女でもない性~)。映画『ハイキック・ガール!』(2009)で注目された人だが、アクションのないこの作品でも印象的でした。
キム・テヒ(僕とスターの99日)。日本のドラマでは新人ということで。

ほかに広瀬アリス(大切なことはすべて君が教えてくれた)、三吉彩花・能年玲奈(高校生レストラン)、未来穂香(鈴木先生)、黒崎レイナ(ハガネの女)、青谷優衣(胡桃の部屋)、竹富聖花(HUNTER・ゲスト出演)。


◎脚本賞:渡辺あや(カーネーション)
番組開始当初作り手がメディアに言っていたように、話を糸子が60歳になった前後で終わらせず、現代まで描いたこと、ひいては夏木マリさんを起用したことは、渡辺さん自身の意図なのでしょうか。だとしたら、作品にとっては結果的に誤った選択だったと言わざるを得ませんが、それでも、前半がすばらしかったのは間違いない。

まず登場人物の内面描写が巧みでした。トラブルや衝突があっても、ふつうのドラマでよく見られる、直截な言葉をぶつけて、相手の目からウロコが落ちるというような展開にはならない。登場人物たちが悩み、考えて、じわじわと解決していく。悪いことが起きて、その事態をすぐさま変えられないとしても、それに関わる人の気持ちをやわらげることで、物事を良い方向に向けてゆく。

現実の社会ではそれはよくあることですが、朝ドラという、ドラマのなかでももっとも保守的・一般的・幼稚な事を要求される枠で、登場人物が回り道をする描写や展開にしたのは史上初ではないにせよ、まれなことなのは確かです。

また、渡辺あやさんは、単発ドラマ「その街のこども」でもそうでしたが、大きな災厄を体験して悲しみを抱えた人間が、時間の経過や他者への接触に違和感を覚える様、もっといえば世界の感じ取り方が変容する様を描くとき、その手腕は際だちます。

もちろん、夏木さん登場前でも欠点はありました。万博や繊維不況、石油ショック、バブルなど時代描写の欠落(意図的なことらしいけど、それが効果があったとは思えない)。また、それまでていねいに描かれてきた登場人物たちが、何の余韻もなくいきなり消える粗っぽさ。渡辺さんは、キャリアとしては、映画と単発ドラマを書いただけのはず。初の連ドラがいきなり現行のドラマ最長尺の朝ドラというのも、とんでもないのですが、視聴者も長い時を一緒に過ごす登場人物たちへの扱いが、ややぞんざいだったのは残念です。

ほかに記憶に残った人。
井上由美子(陽はまた昇る)。人間の捉え方がそんじょそこらの作品とは「モノ」が違いました。たとえば、石野真子扮する犯罪被害者が加害者への気持ちを吐露するシーン。
安達奈緒子(大切なことはすべて君が教えてくれた)。筋立てはともかく、文学的な台詞がすばらしかった。とりわけ、現代日本の負のマジックワードと言える「責任」「迷惑がかかる」を、わずかな台詞でみごとに批判した力量は並大抵ではないと思います。
櫻井剛、阿相クミコ(マルモのおきて)。とくに櫻井剛担当の回は、子どもの生態がうまく描かれていたと思います。櫻井さんは、新人賞入賞作の「青と白で水色」(2001年、NTV、出演者は宮崎あおい、蒼井優、小栗旬、小西真奈美!)の後、映画『ゴーグル』(やはり子どもが主人公の、とても良い映画です)、そしてミニドラマシリーズ『その5分前』の一作「逃げろメロス」(2006年、NHK、これも子どもが主人公)しか目にしたくらいでした。良い形でカムバックしてくれて、ファンとしてはとてもうれしい。
ほかに大石哲也、根本ノンジ(ドン★キホーテ)、飯塚健、原桂之介(荒川アンダーザブリッジ)、古沢良太・岩下悠子(鈴木先生)、西田征史(妖怪人間ベム)。


◎企画賞:田口浩司・大月俊倫・村松俊亮【「企画」としてクレジット】、宿利剛・杉山剛、丸山博雄・石田雄治・宇田川寧【「プロデューサー」としてクレジット】(荒川アンダーザブリッジ)
メディアミックス(死語)の一環とはいえ、よくもまあ、こんなヘンな話をドラマにしてくれたものだと思う。

ほかに記憶に残った人。
訓覇圭・出水有三(TAROの塔)。時代の雰囲気がきちんと描かれ、幸福感に満ちた作品になっていました。基本設計が良かったんだと思います。橋本芙美(マルモのおきて)。裏のTBSドラマのお株を奪う、良いホームドラマになっていました。
河野英裕(妖怪人間ベム)。いまどき、「人間とは何か」などという青臭い問いをドラマにした。そのシンプルな問いかけが、奥行きのあるファンタスティックな寓話になるとは。
横地郁英・浅井千瑞(アスコーマーチ)。結果的オーライなのかもしれませんが、まさに旬だった武井咲を主役に抜擢した功績は大きい。


◎主題歌賞:「水に流して」美輪明宏(TAROの塔)
かつてこの世界に、明るく良いものがあったのだ、と感じさせてくれる歌でした。

ほかに記憶に残った歌。
「マル・マル・モリ・モリリ」薫と友樹、たまにムック(マルモのおきて)。「ポニョ」と同じで、耳について離れません。
平原綾香(おひさま)。通常のOPはインストゥルメンタルバージョンですが、土曜日だけ、平原さんの歌バージョンになっていた。否定的な意見もあるようだが、私はこの人の声が大好きなのです。
「やさしくなりたい」斉藤和義(家政婦のミタ)。福島原発の事故直後、自作の替え歌で反原発を歌って反発を受けたのが、ある意味もっとも保守的なこのドラマの主題歌で「挽回」したのがすごいぞ斉藤和義。

ほかに「宇宙のレシピ」なゆた(四十九日のレシピ)、高橋優「誰がために鐘は鳴る」(下流の宴)、レディー・ガガ「ジ・エッジ・オブ・グローリー」(ジウ)。
桑田佳祐「銀河の星屑」(CONTROL 犯罪心理捜査)は主題歌としてはどうかと思うけど、大病から復帰した桑田佳祐の死生観が伺えて、ちょっと恐ろしくもあります。


◎音楽賞:該当なし。
今年はとくに印象に残ったものがありませんでした。


◎タイトルバック賞:カーネーション
クレイアニメを模したCGがかわいい。

ほかに記憶に残ったタイトルバック。
鈴木先生(OP)。生徒が順番に眼鏡をかけていって、最後に鈴木先生がかける、という趣向がおもしろかった。てっぱん(最終回)。毎回のタイトルバックの種明かしみたいになっていたのが感動的でした。
サラリーマンNEO(NHK東京)。ドラマとは言えないかもしれない。でも猫好きには、このタイトルバック、たまらんです。



◎名台詞賞
「きれいごとかもしれませんが、きれいごとにすがって生きるしかないこともあるんです」(『陽はまた昇る』第8話、脚本・井上由美子)
犯罪被害者の遺族である石野真子が、加害者のARATAをどう思うかと聞かれ、生きていてほしいと言った後に続く台詞です(記憶で書いているので、言い回しは多少違うかもしれません)。犯罪被害者の感情という、憎悪を強調すれば「視聴率」を稼げる題材で、こういう言葉を言わせるところが、井上由美子さんのすごいところです。


ほかに印象に残った台詞。
川本万里(石橋菜津美)「ダメな大人がいるから、あたしたち先に進めるの。信頼できる、ダメな大人が」(『大切なことはすべて君が教えてくれた』第8話)

「悪ではいけませんか。それが人間なのに」
「あきらめないでくれ。人間であることを」
「期待しよう、裏切られても」
(『妖怪人間ベム』脚本・西田征史)


野村敏之(高橋克実)「あきらめるのは簡単だけどさ、ほんとにどうにもなんないの? やるべきこと全部やったの? 言っとくけどね、できないって言った時点で、あんた仕事放棄したことになるんだよ。絶望なんて言葉、プロなら軽々しく使ってもらいたくないね」「絶望なんて、心の持ちようでさ、きっとどこかに希望はあるんだよ。問題は、それを信じるかどうか、ってことでさ」(『ハガネの女 SEASON2』第1話)。

熱田良平(伊東四朗)「おまえのさみしい気持ちはよーく分かる。でもな、それは誰も埋められないんだ。おまえが動かなきゃ、誰も埋められないんだよ」(『四十九日のレシピ』最終話)


そして、震災後、ドラマからの恐らく初めてのメッセージ。
桐野富士子(渡辺美佐子)「苦労の重さは、比較して決めるものではありません。よその人に比べて、自分のつらさや大変さは、たいしたことはないんだなんて思う必要はありません。まったくありません。あなたは、たいへんな思いをした。つらかった、悲しかった。それだけでいい。誰かと比べる必要なんてない。」

筒井育子(満島ひかり)「東京は、だいじょうぶでしょうか」
桐野富士子「??大丈夫ですよ、東京は。あの大震災から、ちゃんと復興したんですから。しかも、前よりも立派な街になって、生まれ変わったんですもの。東京だけでなく、日本も大丈夫ですよ。そんなやわな国ではありません。わたくしたちの国は。」
丸山徳子(樋口可南子)「そうだいね、そうですね」
桐野富士子「きっと驚くわよ、また東京に行ったら、生まれ変わっていて」
(『おひさま』第93話)



◎ワースト作品
『坂の上の雲 第三部』
すでに2011年10月期の投稿で書いたことですが、アジアの視点、他のアジア人がどう思ったかという視点が全くなかったこと、とりわけ、中国人も朝鮮人も(日清戦争で中国人がちょっと出てきたほか)登場しなかったのは、いくらなんでもあんまりでした。凄惨な戦闘を描きながら、出てくるのはその地とは縁遠い「外人」ばかりで、住んでいる人が出てこないのは、なぜなのか。

たしかに、日露戦肯定→軍国主義賛美にならないよう、気を遣い、旅順攻防戦の描写など、近代戦の凄惨さをきちんと描こうとしていました。ただそれも、日露両軍の戦闘行動を描くことだけにとどまったため、戦争全体が広く社会に及ぼした影響などは見えてきません(第一部で日本社会を刻銘に描いたことからすると、作品として整合性を欠いてもいる)。日露戦争の結果、日本による満州と朝鮮半島の植民地化が進んだ事もスルーされていました。

また、渡辺謙のナレーションというかたちで、司馬遼太郎の原作が引用されていたのですが、これがもう過剰でうるさいこと。しかも、歴史的に評価が分かれそうな事柄はドラマ本体では描かず、全部ナレーションで説明してしまっています。ようするに、ヤバそうな問題は司馬に責任を丸投げしているのです。

描くべき事が怖くて描けないとか、故人に責任を負わせたりするようなへっぴり腰なら、最初から、つくらなければよかったのに。


◎そのほかの作品。
それでも、生きてゆく(CX)
これまた2011年7月期に書いたことの繰り返しになりますが…。最終回で、意識不明の重傷を負った佐藤江梨子の代わりに、その娘を満島ひかりが育てることになるという展開に驚きました。女の子が思春期になって物事を判断できるようになったとき、真相を知ったらどう思うのか。なのに、自分を育ててくれた人(ドラマのなかで描かれた懐き方から推して、成長してもたぶん母親のように慕っていることでしょう)が、加害者の家族だったと気づいたときの精神的ショックについては、登場人物の誰も、まったく言及しない。あれほど被害者家族の苦しみを書き続けた作品なのに、二ヶ月かけて仰々しく描かれたテーマも、その程度のものだったのか。けっきょく、見る者を惹きつけるために、強烈な感情が必要なので、それが描ける手段として、極端な題材を使ったのか。そう見えてしまいます。


赤い指(TBS)
『新参者』もそうだったけど、責任から目を背ける気持ちの悪い馴れあいを親子愛とすり替えて、「感動の物語」としてしまう心性は、いったい何なんだろう。


「リバウンド」(NTV)
摂食障害にもつながるデリケートな問題を、よくもまあ、ああいう無神経な手つきでいじれると思う。
 

2011

 投稿者:LED  投稿日:2012年 5月 5日(土)08時21分20秒
  今年もうろ覚えの記憶で順位と感想です。

1位『鈴木先生』
今までの、先生ががんばって解決するドラマではなく、
生徒たちを使って解決させるのが新鮮で、生徒のキャラをよく出せたと思う。
生徒の心理を易々と出さなかったのも魅力。
「自分を選んでくれなかった」というラストは、ちょっと泣。

2位『それでも、生きてゆく』
暗くて重い。でも、二人の関係で爽やかに見れる。
俳優陣の活躍が一番のドラマかも。

3位『カーネーション』
主人公のワンマンぶりは、最初は苦手だったけど、
色んな出来事で丸くなっていったりして、主人公の成長を感じれるドラマ。
夏木マリさん以降見れなくなって、総集編を見たけどフルで見たかったわ~。

4位『家政婦のミタ』
一番変化球だったドラマ。

5位『てっぱん』
難しいテーマを元気に超えたドラマ。

6位『謎解きはディナーのあとで』
目からウロコ的なトリックが好き。

7位『ウレロ☆未確認少女』
超面白い!まだ最後まで見れてないけど、シーズン2が決まったみたいで楽しみ。

8位『JIN2』
続編なだけに、最初ほどのインパクトは無いけど、十分。
タイムスリップ系だから、終わりがいまひとつなのはしょうがない。

9位『ドン★キホーテ』
楽しめる作りながら、ネグレクトなどの子供問題に噛み付いてる感じ。

10位『IS(アイエス)~男でも女でもない性~』
ISを知れるドラマ。
一番インパクトがあったのは、テレビで言えるんだ~って思ったあるセリフ。
第1話のしょっぱな。


最優秀主演男優『グッドライフ「反町隆史」』

最優秀主演女優『カーネーション「尾野真千子」』

最優秀助演男優『家政婦のミタ「長谷川博己」』

最優秀助演女優『それでも、生きてゆく「大竹しのぶ」』

最優秀新人 『てっぱん「瀧本美織」』

優秀新人(事務所ゴリ押し枠)
 『大切なことはすべて君が教えてくれた、アスコーマーチ「武井咲」』
 『モウソウ刑事!、マジすか学園2「松井珠理奈(SKE48)」』

最優秀カラー『南極大陸』

優秀カラー『マルモのおきて「ムック」』
     『デカワンコ「多部未華子」』

最優秀主題歌『デカワンコ「太陽にほえろ!メインテーマ」』

優秀主題歌『マルモのおきて「マル・マル・モリ・モリ!」』


最低作品
1位『ピースボード』
基本、完走主義ですが、このドラマは限界で途中離脱。

2位『名探偵コナン 工藤新一への挑戦状』
残念です。

3位『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』
メンバーは悪くない。これを作ろうとしたスタッフが悪い。


総評、
6位以下からは、選ばれていない他のドラマともそんなに遜色なし。
色んな話題もあったし、楽しめた年かな。
 

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